学校関係Q&A
学校に関するよくある質問とそれに対する回答をまとめました(他のQ&Aもご覧になりたい方はこちらをどうぞ)。
回答は、レキシントン公立校に通った経験を持つ子どもの保護者が作成したものであり、専門家の意見ではないことをご了承ください。
-心配事は早めに相談を!-
お子様の学校生活について何か心配事や気になる点がある場合は、躊躇せず速やかにELEの先生、担任の先生(ミドルスクール以上は教科ごとの先生)にご連絡、ご相談ください。アメリカでは懸念や困りごとを自ら発信しないと、「あの子は問題を感じていない」と捉えられ、気にかけてもらえません。アメリカは「言わないと、損する文化」なので、遠慮せず、学校の先生と協力して解決方法を探しましょう。
ELEについて
ELEとは、なんのことですか?
ELEとは、English Language Educationのことで、英語学習者のためのプログラム(ELE/ESL/ELLプログラム)のことです。英語を母語としない生徒が英語力を補強するために履修します。マサチューセッツ州の英語教育に関しては、JBLineのこちらが参考になります。
ELEについて質問がある場合、どうすればいいですか?
まずはELEの先生にEメールでご質問することをおすすめします。電話や面談を希望する場合も、まずはEメールで、相談したい内容と電話もしくは面談を希望する旨を伝えるとスムーズです。先生方も忙しくたまに忘れてしまうこともあるため、しばらく待っても返信が来ない場合は再度メールを送ってください。
カンファレンス(個人面談)の時にも質問ができます。
エレメンタリーの場合:年に2回(秋と春)あり、ELEの先生の同席を依頼できます。
ミドルとハイスクールの場合:年に1回あり(晩秋)、面談を希望する先生を選択できます。
面談やカンファレンスで、通訳(interpreter)をお願いすることが可能です(無料)。ご希望の場合はELEの先生にご相談ください。
先生にEメールで相談したいのですが、英語が苦手です。Eメールをどう書いたらいいですか?
機械翻訳(DeepL.com やChatGPT)を利用すると便利です。その際、メールの冒頭に機械翻訳を使ったことを書いておくと、書き手の英語力が十分ではないと受け手に理解してもらいやすいです。例:I'm writing this using online translator. Please understand the translation may not completely reflect what I want to express.
ACCESS for ELLs(アクセステスト)とはなんですか?
アクセステストは、ELEの生徒の英語習熟度を評価するテストです、例年1月頃に実施され、結果は4、5月ごろ自宅へ発送されます。JB Lineのウェブサイトにアクセステストの説明がありますのでこちらをご参考ください。
MCASとはなんですか?
MCASは、3-10年生の生徒が対象のマサチューセッツ州の共通標準テストで、通常冬から春にかけて実施されます。英語(English Language Arts)、算数/数学(Mathmatics)、学年によっては科学/技術/工学(Science and Technology/Engineering)などがあります。JB Lineのウェブサイトに、MCASやELEの生徒が受けられる配慮に関する説明がありますので、こちらをご参考ください。
子どもがELEで学んでいることを、どうやって知ることができますか?
ELEの先生にEメールで直接尋ねたり、カンファレンスで質問することができます。ELEの先生が主催する集まり(開催の頻度や時期は、学校により異なります。)があれば、参加して質問することもできます。
Back to School Night(学校が保護者向けに行うその年度のカリキュラム説明会のことであり、新年度開始直後の平日夜に開催されます。)で説明してもらえる場合もありますが、このイベントでは個別の生徒に関する質疑は受け付けてもらえません。
子どものELEの成績を知ることはできますか?
ELEの生徒には、通常の成績表と併せてELEの成績表も開示されます(年度途中と学年末の2回)。
Grade K-5の成績表の見方については、LPSが2023年12月に発出したレターに記載されています(成績表の項目の日本語訳も見られます)。
チューターはどうすればいいですか?
チューターは、子どもにとって助けになることも、負担になることもあります。日英バイリンガルの先生が良いか、英語のみの先生が良いかも、子どもの性格や状況により異なります。
チューターを探す場合は、JPLexメーリングリストやJPLexのマンスリーコーヒー(会員同士の集まりのこと)でお聞きになるか、またはELEの先生にご相談することをおすすめします。
ELPACからメールがきました。ELPACとはなんですか?
ELPACについてはこちらをご参考ください。ELPACの定例ミーティングやイベントなどがあれば積極的に参加することをおすすめします。
エレメンタリースクールについて
エレメンタリーでは宿題は出ないのですか?
レキシントン公立校のHomework policyにより、エレメンタリーでは現在あまり宿題が出されません。クラス担任からは、宿題に代わるものとして自宅でのリーディングをすすめられます。5年生に対しては、ミドルスクールのシステムに慣れるために簡単な宿題が出される場合があります。ELEの宿題に関してご質問がある場合は、ELEの先生へご相談をおすすめします。
ミドルスクール&ハイスクールについて
子どもが毎日夜遅くまで宿題をして憔悴しているようです。どうしたら良いでしょうか?
子どもに以下のような状況が見られる場合は、遠慮せず速やかにELEの先生、学校カウンセラー、教科の先生に積極的に相談し、理解とサポートを求めてください。
宿題に非常に時間がかかっている(宿題にかかる目安時間は、Back to School Nightで説明される場合があります。不明な場合は教科担任にご確認ください。)
チューター等の助けが常に必要(自力で宿題ができない)
精神的に参っている
レキシントンのミドルスクール、ハイスクールでは、生徒たちが健やかに学校生活が送れるように学校をあげて取り組んでいます。特にミドルスクールでは、宿題にかける時間をあらかじめ設けたり、複数の教科の宿題が重なりすぎないように、先生同士で連携するなどの配慮を行っています。
しかし、ELEの生徒は英語に不慣れなことに加え、日本人特有の「宿題は終わらせるもの」とのマインドセットにより、無理をして宿題をこなそうとする傾向があります。無理をして宿題を仕上げた場合でも、それをきちんと伝えなければ、先生はその生徒が”無理なく”対応できていると判断します。先生によっては、その生徒がELEの生徒であると気づかない(忘れてしまう)こともあるようです(特に日常会話に問題ない場合など)。
子どもが英語に不慣れであるなどサポートが必要な状況である場合は、その旨を躊躇せず先生方にお伝えください。宿題を減らしたり、簡単な課題へ変更したり、放課後等を利用したサポートが受けられるなど、適切な調整をしてもらえます。
一部の生徒(例えばELEの生徒やハンディキャップのある生徒)は、SAT、ACTを受験する際に何らかのサポートが受けられると聞きました。どんな生徒が対象ですか?また、どのようなサポートを受けることができますか?
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2024年4月時点での情報です。最新の情報は、各組織・団体にご確認ください。